WATER BLUE NEW WORLDについて考えたすべて②
では、前回に引き続き「WATER BLUE NEW WORLD」についてお話したいと思います。
〇「白鳥の湖」がテーマ?
正直ただの持論で全く根拠がないので飛ばしてかまいません。
次に衣装についての話をするのでそこまで飛ばして大丈夫です。
「ジゼル」や「みにくいアヒルの子」など、色々なお話についても考えてきたのですが、一番納得のいく解釈ができたというのが「白鳥の湖」でした。
まず、「白鳥の湖」のざっくりとしたお話をすると、
ジークフリート王子は21歳の誕生日を迎え、明日の舞踏会で花嫁を決めるように言われます。
まだ結婚をしたくない王子は、物思いにふけり友人達と共に白鳥が住む湖へ狩りに行きます。
その湖で、白鳥が泳いでる中、月の光が出るとたちまち娘たちの姿に変わっていきました。その中でひときわ美しいオデット姫に心を奪われ、彼女は夜だけ人間の姿に戻ることができ、この呪いを解くただ一つの方法は、まだ誰も愛したことのない男性に愛を誓ってもらうこと。それを知った王子は明日の舞踏会に来るようオデットに言います。
次の日、舞踏会で悪魔の娘オディールが現われます。王子は彼女を花嫁として選びますが、それは悪魔が魔法を使ってオデットのように似せていた者であり、その様子を見ていたオデットは、王子の偽りを白鳥達に伝えるため湖へ走り去ってしまいます。悪魔に騙されたことに気づいた王子は嘆き、急いでオデットのもとへ向かいます。
破られた愛の誓いを嘆くオデットに王子は許しを請います。そこへ現われた悪魔に王子はかなわぬまでもと倒しにかかります。戦いの末、王子は悪魔を討ち破りますが、白鳥たちの呪いは解けません。絶望した王子とオデットは湖に身を投げますが、来世で結ばれます。
ちなみに補足ですが、バッドエンドのように見えますが、魔法や悪魔と言った類が出てくる話の中では、当時は、最後に結ばれることは、一種のハッピーエンドと捉えることも可能だそうです。
正直、どこをどう考えたらAqoursに解釈を結び付けられるのか?と考える方が多いのではと思います。
自分の解釈としては、簡単に述べるとすると、
白鳥と黒鳥と出会うことにより、少女は成長し、そのふたつの存在があってこそ、少女は殻を破ることができた。
という、とてもこじつけみたいな解釈になりました。
勝手な解釈もいいところと思うかもしれませんが、
梨子ちゃんには、千歌ちゃんに引っ張られ、曜ちゃんに背中を押してもらい、
花丸ちゃんは、善子ちゃんルビィちゃんに引っ張られ、
鞠莉ちゃんには、果南ちゃんとダイヤちゃんが、引っ張り、支え、
そして、成長へと繋がったとおもいます。
すこし、大まかにぼかしてしまったところはあるのですが、誰かが欠けてしまっては、この輝きは成り立たないんです。
このメンバーだからこそ、「少女」衣装を着ることができたのではないかと考えました。
あくまで、自分の中の解釈ですので、軽く読み流してくれてかまいません。
〇衣装の装飾について
ただし、これはあくまで、自分なりの解釈であることを大前提に、読んでいただきたいです。
はっきりと断定できない部分も多々あるので、二期のオフィシャルブックが出てから改めて、答え合わせ、という形になるかと思います。
いや、ふつくしいですね。
まず、ダイヤちゃんについてなのですが、
頭のカチューシャに、バラの花が2つ付いているんですよね。
バラの花言葉というのは、本数によって変わるというのはご存知でしょうか?
ダイヤちゃんが髪につけているのは2本
花言葉は「この世界は二人だけ」
これは、隠されたルビィちゃんへのメッセージなのではないか?と思います。
「私は十分、満足していますわ。ルビィと一緒にスクールアイドルをすることができた。」
残り少ないスクールアイドルとしてのステージでパフォーマンスする上での、ルビィちゃんの成長を全て受け止めた上で、伝えたかった想いではないかと思います。
次に花丸ちゃんですね。
花丸ちゃんもカチューシャに薔薇の花がついています。
1本の場合の花言葉は「一目惚れ、あなたしかいない」
スクールアイドルに夢見る文学少女であり、スクールアイドルに出会うことで、Aqoursに出会うことで変わることができた、外の世界に出られることができた花丸ちゃんの想いがそこには秘められている出ではないでしょうか?
ちなみに、よく見るとダイヤちゃんと花丸ちゃんについている薔薇の形が若干違うんですよね。そこがちょっと気になってたりします、、、
次に鞠莉ちゃんの衣装の装飾についてです。
この場合に気になったのが「ティアラ」なんですよね。
「ティアラ」
遠い昔、人々は何か重大な決断をする際、星空の下で誓ったと言われています。時が経つにつれ、人々は室内で儀式を行うようになり、星空に見立てた「シャンデリア」が使われるようになりました。
「シャンデリア」が作られた際に、
星空に祈りを込めた一つの冠として「ティアラ」が作られたそうです。
主に結婚式などで使われますが、「ティアラ」は誓い、清め、祝福、永遠の約束を結ぶ、という意味合いを持つようになりました。
このような話が「ティアラ」にはあります。
結婚という部分では、すこし違うかもしれません。
ですが、これから離れ離れになってしまう三年生にとっては、「また一緒になれるように」という「約束」があり、この曲の中でその「約束」を、「また必ず一緒になれること」という、「誓い」に変わっていくのではないでしょうか?
あくまで推測なのですが、ね
ちなみにステージが星空の見える場所というのは、先ほど話した意味合いがあったからこそ、神聖な、誓いを立てる場所になったのではないでしょうか?
そして次に髪型についてですね。
髪型が変わっているのは、千歌ちゃん、曜ちゃん、鞠莉ちゃん、花丸ちゃんですね。
何か共通点あったりするのかなぁ、、、と考えてみたのですが、この4人は大きく歩んできた世界が違うんですよね。
鞠莉ちゃんは、リゾートホテルチェーンを経営する親の元に
髪型もお姫様らしく
花丸ちゃんは、本の世界、それこそ文学少女ですね。
童話を思い出させるような、みつあみの髪型
曜ちゃんは、ずっとスポーツを続けてきた少女。
それを思わせるかのように後ろにまとめた髪型
千歌ちゃんは、実家の旅館を手伝いながら学校生活を過ごしてきた少女。
髪を下したシンプルな髪型
ちなみにこのように考えたのは、ラスサビ前の間奏部分の振り付けで千歌ちゃんが扉を開けるような振付がありそこから考えました。
うーん、そんな気がしますが正直よくはわからないんですよね。
ほかのメンバーはと聞かれたら上手にこたえられる自信がないです。
オフィシャルブックに載っていたらいいなぁ。。
〇ステージについて
サビ前までのステージがこちらですね。
単純に、なぜこのようなステージになっているのか?という部分について考えました。
12話を見返す中で、気になったセリフがありました。
聖良ちゃん「自分の視界全てがキラキラ光る、まるで雲の上を漂っているようだった」
このセリフに触れてみると、そのまま反映されたようなステージとも言えると思います。(そう感じました)
つまり、Aqoursも、ついにその雲の上のような場所にきたんだ、という印象づける意味もあるのではないかと思います。衣装についてはした通りティアラの伏線だったりも踏まえていたのかなとも思います。
もし、白鳥の湖を絡めた話をするなら、
一瞬見える湖のような部分と夜の光というところから、ある場面が想像できます。
まず、白鳥の呪いをかけられた娘は、夜月の光が出ているときにしか人間の姿に戻れません。
つまり、つまり夜の湖のほとりで元の人間の姿に戻ることができている少女たちがいる光景ですね。
スカートを脱ぎ捨てること=呪いを解くことと、とるならば、サビでは最高の状態で輝くことができる状態とも捉えられるのではないでしょうか?
Apoursメンバーは個々に不安や、問題を抱えていたそんな要素を呪いと置き換えて言うならばそれもあるかもしれません。
どちらにせよ言えることは、あのステージでのAqoursの輝きはApours史上最高のものだったということですね。
༼ ͒ ͓ ͒༽.。oO(さて、次の記事に続きます)