WATER BLUE NEW WORLDについて考えたすべて③
〇パートについて
衣装の共通点として前の記事でお話はしたのですが、ここでは歌っているパートごとについてお話ししようと思います。
まず、歌い出しはデュオトリオの組み合わせになっていますね。
イマはイマで昨日と違うよ
明日への途中じゃなくイマはイマだね
この瞬間のことが
重なっては消えてく
ココロに刻むんだ WATER BULE
最初は、ハリケーンブロッサムですね。
この3人は衣装でも同じ3人なのですが、「扉」を開けることができた3人で、扉を開けた先で色々な体験をしたからこそ、「時」について歌っている、歌い出しにふさわしい3人なのではないかと思います。
次にインフェルノフェニックスの2人ですね。
新しい道へ進んでいくダイヤちゃんと、それを見送るルビィちゃん
歌っているパートも、
時が進んでいくこと/その一瞬を大事にすること
となっていて、まさに姉妹の2人だからこそ強い歌詞だと感じました。
函館での出来事もありますが、もっと昔はスクールが好きでとても仲の良い姉妹ですから尚更、ですね。
悔やみたくなかった気持ちの先に
広がったセカイを泳いで来たのさ
次にトワイライトタイガーのパートですね。
この2人は新旧Aqoursのリーダーであり、東京での挫折を形は違えど経験した2人。
そして、周りの助けをもらいながら、スクールアイドルをやってきたわけでもあり、まさに歌詞があっていますよね。
広がったセカイというのは1期12話でから進んできたいわゆる「海」ではないでしょうか?時には波を起こして進み、人の力を借りて進み、たどり着いた場所がここなんだろうと思います。
あきらめない!
いうだけでは叶わない。
動け!
動けば変わるんだと知ったよ。
沼津方面に住んでいてアニメで中良い2人ですが、自分での感じ方と周りからの見られ方が、相反している2人なんですよね。いわゆるギャップが、という話でしょうか?
「友情ヨーソロー」や、「ヨハネ堕天」の回が代表的かと思うのですが、そこで向き合うことよって、成長した2人ではないかと思います。まさに歌詞でも表している通り、動いたことで変わることができたのだと思います。
デュオトリオに関してはどこまで考えて作ったのかなぁと思うこの頃です。
ここから、学年別のパートになりますね。
私は音楽知識が全くないので、なんか変わったな?って感覚しかわからず、調べたところ、
後ろのパーカッションが一瞬消えるパートがここにあるそうなんです。
だからこの時を楽しくしたい
ここなんです。ベースパーカッションがここだけ消えるらしいです。
きっと、ここが一番この曲で伝えたいこと、Apoursが一番大切にしたい部分なのだと思います。
最高のトキメキを 胸に焼き付けたいから
歌詞だけを読むと理由付けのようにも聞こえますが、ここでポイントになってくるのは、ここのパートを歌っているのが「Apours全員」であるということだと思います。
色々な想いはあっても、一つ全員が同じ想いを持っているという表しの歌詞で、理由付けのような形になっていることからとても強いフレーズになっていると思います。
そして、梨子ちゃんのスカートが羽根に変わるシーンについても触れていきたいと思います。
なぜ、梨子ちゃんだけ、学年別ではなく、周りにApours全員がいたのか?
(すいません、試曲から拾ってきました)
自論としては、Apoursみんなの浦の星のみんなと出会うことで、梨子ちゃんは変わることができた。
だから、みんなが周りにいる中で、スカートは羽に変わって行ったのではないかと思います。
ちなみに、梨子ちゃんのシーンでは千歌ちゃん、曜ちゃんが、一番前にいることから学年が関わっているという解釈も肯定されると考えています。
そして、某エモ太郎さんがおっしゃっていたのですが、
「梨子ちゃんを石に見立てて、Aqoursを水に例えると羽は波紋にも見えます。」
そのようにも見えてまた、エモいんですよね。
梨子ちゃんの周りにメンバーが集まったあたりで、波紋のような波が下の雲のあたりに出るんですよね。いや、エモいですね。
さて、ユニットパートに進みます。
時代は今日も過ぎてく 止められないと
気がついた僕らはどこへ向かうの?
大丈夫!いつだって思い出せるよ
駆け抜けてきた すばらしい季節を
ここではギルキスですね。
ギルキスの編成が各学年1人づつなのでエモいんですよ(語彙力)
そして、ライブでの振り付けが、
1人づつパートを歌ったら時計回りにずれていくという、時間の流れを表すようなパフォーマンスになっていいます。
ですが、梨子ちゃんのパートが終わったタイミングで鞠莉ちゃんが、善子ちゃんと梨子ちゃんの間に割って入ります。
時間の流れを壊すかのような表現になっているんですよね。3年生の鞠莉ちゃんが言うからこそ、強い印象が残るんですよね。
ずっと、ここに居たいね好きだよみんな
でもね、旅立ってくって分かってるんだよ
たくさん、頑張ってきた時間が愛しい
最高の ツナガリを いつまでの大事にしよう
次にAZALEAのパートですね。
3年生2人、1年生1人という編成のAZALEAのこのパートは正直エモすぎてマジで無理です、ホント勘弁してください。無理です。エモすぎます。いや、まじそれなんすよ。
はい、戻ります。
普段あまり感情を出さない果南ちゃんとダイヤちゃんがこのパートを歌うというのは、新鮮さを感じた方もいたのではないでしょうか?
そして、逆に時は止められないことを歌う花丸ちゃん。
泣きそう。
自分の解釈としては、3年生の想いに補足を付け足すような形で花丸ちゃんは歌っているのではないかなと思います。
お互いに想いが通じあっているからこその歌詞かも知れませんね。
これは、一番の学年パートにも言えることかもしれません。
そして、サビ前の歌詞で、「最高の」という部分だけ果南ちゃんソロなんですよね。
スクールアイドル活動をしていて、鞠莉ちゃんのために、仲間のために、スクールアイドルをやめる選択を選んだ果南ちゃんだからこそ、もう一度同じ仲間と、新しい仲間と、歌っている今、この歌詞を果南ちゃんが歌うことは、とても意味のあるものになってくると思います。
そしてそのあと歌詞が、また、いや、マジエモです。
Guilty Kissとは違い、シンプルに歌詞の通りのような振り付けだったということもあり、シンプルにエモいです。
イマはイマで昨日と違うよ
明日への途中じゃなくイマはイマだね
この瞬間のことが 重なっては消えてく
ココロに刻むんだ WATER BLUE
ラスサビ前、今度はCYaRon!のパートですね。
CYaRon!は1年生1人、2年生2人の構成です。
「P.S.の向こう側」や、最近出たものでは「サクラバイバイ」を聴くとわかるように、完全に送り出す側なんですよね。
だからこそ、このパートはとても強いと思うんですよね。このメンバー皆、3年生と関わりが深いということもあり、「ココロに刻むんだ」という歌詞と強さは伝わるのではないでしょうか?
語彙力がないためぼやかした表現になってしまったのは申し訳ないのですが、フィーリングで理解してもらえればと思います。
そして、ただの偶然だとは思うのですが、3年生→1年生→2年生→Guilty Kiss→AZALEA→CYaRon!という順、一期挿入歌のリリース逆順、ユニット曲リリースの逆順になっているんですよね。
過去を遡るという形になっているのはまた何か意味があったりするかもしれませんね。そこまでは、考えつかなかったのですが他の曲を絡めて考えてみると何かあるかもしれませんね。
次にサビについて触れていきます。
MY NEW WORLD
新しい場所 探すときがきたよ
次の輝きへと海を渡ろう
夢が見たい想いは いつでも僕たちを
繋いでくれるから 笑っていこう
イマを重ね そしてミライへ向かおう!
「一緒だよ。だって、この空は繋がってるよ。ドンない遠くても、ずっと、いつも。」
「姿は見えなくても。」
12話で果南ちゃんに言った、まりちゃんとダイヤちゃんのセリフに繋がってくるところがあると思います。
すげえエモいなぁ(語彙力)
この歌詞を聴いて一番最初にでてきたのが、このセリフだったのでほんとにそのとおりじゃないかなと想います。
MY NEW WORLD
またココロが躍るような日々を
追いかけたい気持ちで 海を渡ろう
夢は夢のように過ごすだけじゃなくて
痛み抱えながら 求めるものさ
「またココロが躍るような日々を」このパートの強さ、このApoursのメンバーがどれだけ楽しく過ごしていたか、どれだけ仲がいいのか、練習が楽しかったのか伝わってきます。「躍る」というワードがそれを表しています。記事打ちながらマジで泣いてます。ええ、エモいです。
後半の歌詞では、廃校や、東京での評価、辛い思いや悔しい思いに向き合って、「足掻き続けた」Apoursの経験、そして、向き合うことで夢に近づくことができるという逆説的な意味があると考えています。
NEW WORLD
新しい場所 探すときがきたよ
次の輝きへと海を渡ろう
夢が見たい想いは いつでも僕たちを
つないでくれるから笑って行こう
なぜ、「NEW WORLD」に変わったのでしょうか?
それは、ラブライブの会場、次に進む新しい道、新しい世界、全ての意味を持っていること、タイトル「WATER BLUE NEW WORLD」を完成させることという複数の意味が入っているのではないかと思います。
ラブライブ決勝の景色、それは地区予選(1期13話)で見た青い海とは違うこと
そして、同時に、2番で過去への振り返りをするかのような部分が多かったのですが、振り返りを終えて前に進むことを意味する起点になる歌詞なのかも知れません。
この景色こそがMIRAI TICKETで言っていた「僕たちだけの新世界」なのかもしれませんね。
ココロに刻むんだ この瞬間のことを
ココロに刻むんだ この瞬間のことを
僕らのことを
今を重ね そして 未来へ向かおう
繰り返していることから強く印象付けようとしているのが伝わります。
そして、「僕らのことを」の部分では、両手親指で自分を指す振り付けになっています。
浦の星女学院の名前を刻むこと、Aqoursの輝きをみんなの心に刻むこと、
今、立っているこの景色を心に刻むこと、「刻む」とは、どこまでの意味を表しているのでしょうか?
少なくとも、この疑問に対してなにか答えが出せた時その答えは正解に限りなく近いものになるでしょう。丸投げするような言い方に聞こえるかもしれませんが、正直答えが多すぎてまとまらないです。
”どこまでの”、と書きましたが正確には”どこまでも”になるんでしょうね。
さて、少し歌詞について部分的に触れていきたいと思います。
歌詞の中にはカタカナで表記されている言葉がいくつかありますね。
それぞれ、強調したいワードであるからこそ横文字で表しているのではないでしょうか?
試しに、カタカナになっているワードをすべて書き出します。
イマ、ココロ、セカイ、トキメキ、ツナガリ、キモチ、時代
「時代(トキ)」これもそのくくりにいれていいでしょう。
全て、この曲の大切なワードになっている部分ではないですか?それぞれの歌詞の中で1番大切な部分をビックアップして強調しているように見えます。
「今」
・過去と未来との境、現在
と出てきますが、「イマ」は、この瞬間のことであり、歌詞にもある通り、未来とも過去とも違います。ゆえに、今≠イマとなるのではないでしょうか?
すごい難しい話なのか、私がバカなのかわかりませんが、そのように特有の意味もあるのではないでしょうか?
ちなみに、Aqoursの曲においてカタカナで歌詞が表されることは度々あり、考察している方々で取り上げていると思うので気になった方は調べてください。
最後に、
「WATER BLUE」とはなんでしょうか?
WATER BLUEについて検索をかけるとこんな訳がでてきます。
●ウォーターブルー (water blue)
色に使われる有機化合物である。
WATER BLUEとはなんだろう?とずっと考えてきたのですが、単純に直訳して「水色」と取るものありだと思いますし、「Auoursの色」という風に捉えるのもありだと考えてきました。
ですが、今回の意味を踏まえて考えると、「Aqoursが染め上げた世界」という捉え方もできるのではないでしょうか?
1期7話で東京で歌い評価を一つも得られなかったグループが、会場全部を自分たちの色で染めあげて優勝を勝ち取る。とんでもなく素晴らしいことですね。
ちなみに、3rdツアーで「空も心も晴れるから」を歌う時センターステージではずっと羽が映し出されています。
そして、ラスサビに差し掛かると9人の色がその羽に注ぎ込まれていくような演出が映し出され、最後にはメンバー全員がその羽の方向に手を伸ばして曲が終わるという風になっています。(ごめんなさい、曖昧です。)
Aqoursの色というのはそこですでに完成されていたのではないかなとも考えて見たりです。ただ、そこについてはまた時間をかけて考えてみたいですね。
Aqoursのパーソナルカラー全部混ぜたらその色になったりするんですかね?
気になります。
あ、もう一つだけ
このフォーメーションについて渡り鳥の陣形やビクトリーのV字にも見えるという話がよく耳にしますが、この少し前の部分ではみんなウィンクして移動する振り付けがあります。
そこでは、千歌ちゃんは動かず、代わりのメンバーがこのフォーメーションを作るように動きます。それを見ると、渡り鳥のフォーメーションというのは、あるのかなぁと個人的に思います。
ちなみにキャプチャし直せって話ですが、みんなが指を上に指したあと、それぞれの方向に指さす方向を少し変えるんですよね。
そこも踏まえると、、もう少し考えてみないとわからんですねぇ(>_<;)
もう一つついでに!
個人的な話ですが
果南ちゃんってウィンクあまり得意じゃないって言ってたんですよね。ここの完璧なウィンクで死んだんですが同じ死因の人はどれくらいいますか?
それでは、自分のお話は以上になります。長々と最後まで読んでくださった皆さん大変ありがとうございました。
この記事が、WATER BLUE NEW WORLDを聴く上で何かプラスになることを発信できていたらいいなと思います。